ExpressVPN レビュー

ExpressVPNの最高なことのひとつは、セキュリティという点でユーザーに多くのことを提供していることです。ユーザーに暗号化インターネットサーフィンをユーザーに提供し、ハッカー、スパイ、ISP（インターネットサービスプロバイダー）が、オンラインでユーザーがやっていることを見ることができないことを保証します。

この高レベルなセキュリティを提供するために、ExpressVPNはユーザーが選択できる複数のプロトコルを提供します。 OpenVPN、L2TP/IPsec、IKEv2、PPTPから選択が可能です。お使いのデバイスとサーバーロケーションに応じて、オプションの制限は幾分変わることがあります。PPTPのような古いプロトコルはハッキングを受けやすく、一般的に安全性が低めであると考えられているので、高度セキュリティのためにはOpenVPNプロトコルをお薦めします。

ExpressVPNは軍等級の暗号化AES-256を提供します。数字が大きいほど、デバイスの保護という点で暗号化が堅牢になります。この暗号化は政府や軍が使用するもので、頑強であると考えられています。この暗号化レベルだと、ExpressVPNサーバーにいる時には、利用しているインターネットサーフィンが保護されているということを保証します。

暗号技術という点では、ExpressVPNは暗号鍵スキームを利用しています。鍵とは、データがどのように暗号化・解読されて、安全に維持されるのかということです。これを使用するということは、すべてのサーバーにユニークな鍵があって、ハードドライブのどこにも保管されないということです。そのため、この情報にはアクセスできず、サーバーを模倣して、ユーザーデータを危険にさらすことを目的として第三者がアクセスすることができません。

その上、ExpressVPNは完璧な前進型セキュリティを使用します。これは、サーバーにログオンするたびに暗号化鍵を変更し、以前のセッションとそのセッションからのどのデータも、ユーザーの新しいセッションに関連づけられないということを保証します。これは、すべてのVPNネットワークセッション中に確実にプライバシーを高めます。

上記のことが十分でない場合には、ExpressVPNはTrustedServerテクノロジーも備えています。この高度テクノロジーには3つのパートがあります。まず、すべてのExpressVPNサーバーが最新のソフトウエアで実行されていることと、開始時の同じコードがあることを保証します。これによって、ハッキング発生と、各サーバーが最新の読み込み画像で実行する見込みを減らします。

ExpressVPNのTrustedServerテクノロジーの2番目のパートは、ハードドライブの代わりにRAMを使用することです。ハードドライブとは異なり、RAMの電源を切る時にすべてのデータが消去されるので、これによって、ユーザーは追加のセキュリティを手に入れます。その後に再起動すると、ソフトウエアは開始時に再インストールされます。ハードドライブはもっと簡単に第三者にハッキング、アクセスされることがあるので、これはさらにすばらしいセキュリティです。RAMとは異なり、ハードドライブにはバックドアを作成できるので、データは一切保管されません。それによって、暗号化データはスパイに見られるリスクが低くなります。

最後にExpressVPN はそれぞれのVPNサーバーで暗号化DNSを提供します。ウェブサイトを訪問するたびに、DNS（ドメイン・ネーム・システム）はユーザーのIPアドレスを尋ね、オンラインアクティビティに関する情報をログできます。DNSは、IPアドレスが物理的ロケーションを明らかにするので、特定のウェブサイトから自分がブロックされることを見つけることができる理由でもあります。

一部のVPNはユーザーのオンラインデータを暗号化しますが、サーバーで暗号化DNSを提供できません。つまり、ユーザーのIPアドレスがまだ漏洩するかも知れないということです。 ExpressVPNのサーバー、IPアドレス、閲覧データ上のすべての暗号化DNSは、いつでも暗号化されたままです。このレビューのために、DNS漏洩テストを実行しましたが、漏洩は一切なく、非常にすばらしいものでした。

全体として、オンラインセキュリティはExpressVPNでは保証されます。ユーザーがインターネット上にいる時には誰もユーザーが視聴していることを見ることができないこと、ネットワークデータが保存されないことに安心できます。

VPNの主な目的は、ユーザーにオンラインの時にプライバシーを提供すること、ハッカー、スパイ、ネットワークにアクセスしてユーザーが行っていることを覗き見できる誰からでも保護することです。このセキュリティの必要性という点では、ExpressVPNはユーザーに多くのものを提供しますが、VPNユーザーに非常に望ましい他の機能も備えています。

ExpressVPNの傑出した機能のひとつは無制限帯域幅。データ消費量がどれだけ大きくても高速なので、この機能はゲームで遊ぶ、映画をストリームする、ファイルをトレントすることが好きな人にすばらしいものです。ExpressVPNは P2P （ピアツーピア）共有とトレンティングを許可します。これは重要な機能で、ExpressVPNの信頼できる暗号化は、ダウンロード/アップロードデータがいつでも安全であることを保証します。

ストリーミングサイトについては、ExpressVPNはNetflixのVPNブロックを切り抜けることができる少数のVPNのひとつです。このレビューのリサーチの間、私たちはExpressVPNのサーバーを使って、いくつかの海外のNetflixサイトにアクセスが可能でした。結果は良好で、大きなバッファリングやラグの問題なく、HDでNetflixを楽しむことができました。

バッファリングと言えば、ExpressVPNは高速インターネットを提供します。 速度が最高のサーバーは、アメリカ、イギリス、オーストラリアでしたが、実際のロケーションからはるか遠くにあるアジア諸国でもまだすばらしいものあるということが分かりました。3,000以上のサーバーから選択できるので、サーバー接続の点では膨大な選択肢があります。

ExpressVPNはすべての主要オペレーティングシステムに対応しています。それにはWindows、Mac OSシステム、Android、iOS、Linuxなどが含まれます。モバイル ExpressVPNアプリとデスクトップクライアントは使いやすく、非常にシンプルなインターフェースです。ですが、ユーザー名ではなく、アクティベーションコードが必要なので、ログインシステムは他のVPNとは異なります。デザインも最高ではなく、他のVPNクライアントと比べると若干飾り気がないように見えるかも知れません。

クライアントでは、ユーザーはSmart Locationなどの多数の機能を活用できます。この機能は、ユーザーが利用できる中で最も高速なサーバーに接続し、サーバー自体を探す時間を節約することができます。サーバー機能の速度テストもあり、ユーザーが速度に基づいて最高のサーバーを選択することに役立ちます。この両方ともすばらしい機能で、VPNを効果的に使用する方法が分からないVPNの新米さんにピッタリです。

ExpressVPNにはひとつ少しだけマイナス点があります。NordVPNなどの他のプロバイダーのような専用IPアドレスを提供していないことです。専用IPアドレスがあると、ユーザーにもっとスムーズなオンライン体験を提供できます。これは、共有IPはプライバシーを十分に提供しますが、同じIPで他の人が行っていることをコントロールできないためです。IPがブラックリストに載る、またはIPアドレスやロケーションが継続的に変更するので、オンラインバンキングで問題が生じるということにつながることがあります。専用IPオプションがないことは、この世の終わりではありませんが、すばらしい機能の長いリストにExpressVPNが追加してくれたらいいなと思うものです。